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骨盤底ってなんだろう
女性にとって本当に大切かもしれないと思う筋肉の一つ 骨盤底筋。
本当は「骨盤底筋群」と言います。
お尻(肛門)、尿道、膣の出口を緩めたり締めたりする役割を担っています。
身体のなかで「○○群」と名の付く筋は、小さな筋肉の集合体です。
つまり骨盤底筋も一つ一つは小さな筋肉の集まり。
【骨盤隔膜を構成する筋】
・肛門挙筋(恥骨直腸筋、恥骨尾骨筋、腸骨尾骨筋)
・尾骨筋
【尿生殖隔膜を構成する筋】
・深会陰横筋
・浅会陰横筋
【泌尿器、生殖器の開口を調整する筋】
・尿道括約筋
・外肛門括約筋
・球海綿体筋
・坐骨海綿体筋
覚えきれないくらいのたくさんの筋肉があります。一つ一つは小さくて、別々に働かせることは難しいです。
男性と女性で力の入り方も異なります。
よく骨盤矯正、産後整体などでトレーニングしているのは、これらの筋肉に補助として働く下肢内転筋や大殿筋であることが多いです。
産後なら内転筋の補助を借りて骨盤底筋も働く可能性があります。
でも、産後から数年たって、子供と縄跳びをしたときの「あっ」を感じた方は、すでに骨盤底筋力が低下しています。
そうすると、しっかり骨盤底筋の収縮を理解してトレーニングしていかないと効果がでません。
インターネットで検索したトレーニング方法を実践しても実感がわかないのはそのためです。
【骨盤底筋を触ってみよう】
1椅子に座ってお尻の骨を手のひらに乗せる
2指先で肛門のぎりぎりのところを押す
指先が当たっているところが骨盤底筋です!
「ん?骨しかないぞ」とか「薄っぺらい感じがするぞ」と感じ方は危険信号
そのまま肛門をぎゅっと締めてください。
それがトレーニングの第1歩です。
まずは1日10回、トレーニングをはじめてみませんか。