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頻尿ってなんだろう
一日に何回トイレに行ったら頻尿というのでしょうか
①1時間おき
②起きてから寝るまでに8回以上
③夜間2回
答えは①と②。
定義としては「②の起きてから寝るまでに8回以上」です。
「1時間おき」や、「お茶を飲んだらすぐ」トイレに行きたくなるとしたら、必然的に日中8回以上トイレに行っている可能性が高いですね。
では夜間は?
「③夜間2回」少なくはないですね。もし夜間のトイレで不眠になっていると感じたら、たとえ1回でも夜間頻尿です。
3回トイレにいっていても熟眠感があれば頻尿とは言いません。
オトナの平均睡眠時間は約7時間と言われています。7時間もの間、どうしてトイレに行かなくても大丈夫なのでしょうか。
夜は尿の濃さと量を調節するホルモンが出ます。しっかり眠れていると、濃い尿がすこーしずつ作られ膀胱に尿がたまりすぎないようになっています。
ここでポイントとなるのが、「しっかり眠れている」です。睡眠の質が悪いと・・・
夜モレが不安だったり考え事があると眠りが浅くなる
↓
尿を抑えるホルモンが出にくくなる
↓
夜間も尿量が増える
とても悪循環です。さらにこの悪循環は血圧が高くなったり認知機能を低下させたり、さらに脳梗塞や心筋梗塞を引き起こしたりします。最終的には死亡率が高くなるという報告もあります。
でも夜モレがある方は、よく眠るために睡眠薬を飲むのも却って不安ですよね。今度は転倒リスクも上がります。
オススメは深呼吸。自律神経を整える呼吸で自然と深い眠りに入れるよう身体を変えていくこともいい方法です。
自律神経を整える呼吸については書籍も多数出版されていますね。
なかなか自分では・・という方はペルビックトレーニングのストレッチコースもオススメです。
施術後ぐっすり眠れるようになります。
ストレッチについてはinstagramでも紹介していますのでぜひご覧ください~
それではまた☺
排尿日誌ってちゃんと記録しなくちゃダメ?
梅雨明け間近ですね。
今年も暑くなるのかなぁと覚悟をし始めたこの頃です。
暑くなると意識的に水分補給しますよね。今回は、以前紹介した排尿日誌について続編です。
「排尿日誌」なんてカタイ言葉で言われると、なんとなく構えちゃいますよね。
本来ならしっかり記録するのが一番であることに変わりはありません。
でも、一日のなかでちょこちょこ水分を取るこの季節、毎回しっかり記録なんてしていられません。
そこで作戦を提案します!
【作戦】 あらかじめ水筒にお茶を入れておいて飲む。
水筒ならあるしっかり図らなくてもおよその量が決まっているから楽です。
【記録】 何回補充したかを記録する。
おトイレの回数と時間を記録、計量が面倒なら、「多・中・小」でざっくり記録。
ちゃんと記録することは何より大切ですよ!
でも、いろいろ億劫になるこの季節。まずはだいたいの飲んだ量と、だいたいの排泄量を記録してみるだけでも、その尿意が飲水=トイレの習慣なのか本当に膀胱に溜まっているのか予想できますよ。
夜間の頻尿について
夜に尿意で目が覚める・・・だけでは夜間頻尿とは言えません。
夜に目覚めて熟眠できないなど心身不調をきたす場合に夜間頻尿と言います。
トイレに行くのががたとえ1回でも苦痛となれば夜間頻尿です。
苦痛に思っていなければ夜間頻尿じゃないから安心? いいえ、原因に病が生じていることもあるので注意が必要です。
例えば、尿路感染症や男性なら前立腺肥大など。
気になる方は受診をお勧めします。
では、病気でない場合の夜間頻尿の原因って何でしょう
・アルコール摂取
・就寝前のコーヒー(カフェイン摂取)
・妊娠(子宮による膀胱の圧迫)
・加齢によるホルモンバランスの低下
ホルモンバランス?? なんで?何となくわかる気がするけど・・関連がよくわからないですよね。
女性ホルモン「エストロゲン」が低下すると膣が萎縮します。尿道もうまく固定されず閉まらなくなるため、尿が漏れやすくなります。
骨盤底筋トレーニングで尿道の固定力を高め締まりやすくすることで「あっ」の瞬間を予防できます。
生活の中で、座っているとき、立っているとき、ちょっと意識を変えるだけで筋肉が働きやすくなります。
ライフステージに合わせて身体を維持できるトレーニングを心がけていきたいですね。
ではまたー
食事日誌と排尿日誌
ダイエットでも紹介される食事日誌。
実は尿もれにも関連があります。
頻尿(1時間に1回トイレに行く)や尿意切迫感(トイレに慌てて駆け込む感覚)のある方は、食事が影響している場合もあります。
記録のポイントは、「食べたもの」と症状「頻尿、尿もれなど」も合わせて記録しておくことです。
数日継続してみると、自分の傾向がみえてくるかもしれません。
例えば、お友達と外食をしてコーヒーをたくさん飲んだ日、アルコールを摂取した日、塩気の強いものを食べた日、すっぱいものを食べた日に頻尿になりやすい傾向はありませんか。
ナゾトキみたいに自身の食事と生活の傾向を見比べて共通点を探し出してみると、症状改善に役立つかもしれませんね。
また、排尿日誌と組み合わせるとさらに有効です。
排尿日誌には、1日のなかで「何時にトイレに行ったか」「尿意切迫感」「尿もれ」「量(できれば紙コップでおおよその量を図るといいです)」を記録します。
頻尿や尿もれの不安がある場合には生活を記録してみると改善の足掛かりを見つけるきっかけになると思います。
次回は頻尿についてお話します
それでは皆様よい一日をお過ごしください
尿もれと医療保険
尿もれスタジオを経営していると、「こういうの病院ではやってくれないの?」と聞かれることがあります。
やはり病院でお医者さんに診てもらって、専門の理学療法士がトレーニングしてくれるのは安心ですよね。
でも尿もれのリハビリは医療保険では適応になりません。
なんで?
リハビリテーションは「病気(疾患)」に対して算定を取っています。
実際には「病気によって生じる障害」に対して施術しているのですが、医療保険は疾患の有無により適応がきまります。
尿もれの原因はさまざま。加齢だったり出産のダメージだったり。それは病気ではなく状態(症状)を表しているため病院のリハビリテーションは基本的に適応になりません。
でも病院には「排尿ケアチーム」という専門チームを組んでいるところもあります。
メンバーには理学療法士も含まれています。
入院されている患者様で排尿ケアが必要な方には専門チームがアプローチしてくれることがあります。
もし普段から尿もれの不安があって、入院の必要が生じてしまった場合には、看護師さんに相談してみてくださいね。
勿論ペルビックでもご相談は受け付けております。
排尿のお悩みがある方は遠慮なくご連絡ください。
それでは~